① 三菱地所株式会社 丸の内開発部長 吉村 友宏 氏
② 國學院大学 観光まちづくり学部教授 吉見 俊哉 氏
① 進化を続ける「丸の内エリア」のまちづくり
丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町地区)は、歴史を受け継ぎながら時代の変化を先取りしたまちづくりにより常に進化を続けています。本講演では同エリア再構築によるまちの変遷、環境・防災への取り組みなど、未来志向のまちづくりにおけるハードとソフト両軸での取り組みを紹介します。また、オフィスに求められる役割が高度化・複雑化する中、テナント個社単独では実現しにくい取り組みをエリア全体で提供する「まちまるごとワークプレイス構想」についてもご紹介します。
② これからのまちづくり
東京では、1964年東京五輪以降の都市改造で、速さや高さを追求した都市づくりが進められてきました。しかし、現代は、より速く、より高くという成長モデルが成熟し、代わって生活の楽しさ、環境配慮、災害への強靭性など、持続可能な都市が求められているといえます。東京都心の北東部にある根岸から上野、本郷、神田、秋葉原などの文化資源を活用しつつ、長期的な時間軸に沿って都市を再利用する仕組みを考えていきたいと思います。
開催日時 | 2025年11月17日(月) 10:30~13:30 |
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会 場 |
「東京金融ビレッジ」 |
講義項目 |
1. 講演会 10:30~12:30 |
参加費 |
無 料 |
申込受付期間 |
2025年9月10日(水)16:00~11月7日(金)16:00まで |
三菱地所株式会社 丸の内開発部長 吉村 友宏(よしむら ともひろ)
1994年4月、三菱地所株式会社入社。関西、首都圏で分譲マンション事業に携わった後、2005年4月より丸の内、みなとみらい地区等の複合ビル開発事業を経て、2015年度まで常盤橋開発(現:TOKYO TORCHプロジェクト)を担当。2016~2018年度の3年間コーポレート部門(法務・コンプライアンス部)を経験した後、2019年度より丸の内開発部ユニットリーダー、2020年度よりプロジェクト開発部長(2024年度組織再編により丸の内開発部長)に就任し、長く丸の内エリアのまちづくりに取り組んでいる。
國學院大学 観光まちづくり学部教授 吉見 俊哉(よしみ しゅんや)
1957年生まれ、東京都出身。1981年 東京大学教養学部卒業、1987年 東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。東京大学新聞研究所助手、助教授を経て、東京大学社会情報研究所教授。2011年 東京大学副学長。2023年 國學院大学観光まちづくり学部観光まちづくり学科教授に就任、東京大学名誉教授、東京文化資源会議会長
専門:都市論・文化社会学
主著書:『都市のドラマトゥルギー――東京・盛り場の社会史』『都市の空間 都市の身体』『東京裏返し 社会学的街歩きガイド』『さらば東大 越境する知識人の半世紀』など
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