※本セミナーは、2023 年10月27日に開催された第53回CBAセミナー動画のオンライン配信です。
近年、健康経営や人的資本経営など、人の健康やその活躍を企業価値ととらえる経営手法に注目が集まっています。
一方で建築・不動産分野の取組みはこれらに貢献できる投資項目として扱われてはいません。
そのため、CASBEE(建築物総合環境性能評価システム)の開発委員会では、健康に資するオフィスビルの評価・格付けツール(CASBEE-ウェルネスオフィス)、ワーカーへのアンケートツール(CASBEE-オフィス健康チェックリスト)を開発し、オフィスビルのウェルネス性(健康性、知的生産性)に資する性能を定量的に図る仕組みを公開しました。
また、これらツールを活用することで、ワーカーへの効果、不動産賃料との関係、企業価値への貢献度などのエビデンス開発を行ってきました。
本セミナーでは、これら一連の取組みの概要と今後の展開について説明します。
講義項目 | 1.建築物で環境性能が求められている背景 ・ESG不動産投資の主流化の動向 ・経営者の視点からの健康経営 2.建物のウェルネス性能を測るツール ・性能・仕様評価:CASBEE-ウェルネスオフィスの概要 ・ワーカー主観アンケート:CASBEE-オフィス健康チェックリストの概要 ・性能・仕様とワーカー主観評価の相関分析 3.オフィスのウェルネス性能が及ぼす効果 ・ワーカーの健康性、知的生産性との関係 ・不動産賃料との関係 ・リフレッシュスペースと組織文化の関係 ・人的資本、企業価値との関係 |
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講義時間 |
01:22:33 |
視聴期間 |
2024年4月1日(月)~2025年3月27日(木) |
定員 |
100名(先着順) |
視聴料 |
日本ビル経営管理士会(JBMS)会員:7,700円/人(税込) |
申込み受付期間 |
2024年4月1日(月)~2025年3月21日(金) |
千葉大学 大学院工学研究院 准教授 林 立也 氏
1996年に早稲田大学理工学部建築学科を卒業
1998年に東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程を修了
2001年に東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程を修了
2001年に日建設計入社、設備設計室に配属
2010年に日建設計総合研究所へ転籍
2013年、千葉大学大学院准教授に就任、現在に至る
CASBEE研究開発委員会 幹事、SDGs-スマートウェルネス建築研究委員会 副委員長等、数多くの委員会に参画
日本建築学会、空気調和衛生工学会、都市計画学会、日本不動産学会に所属