ビル賃貸借における法律実務
～定期建物賃貸借への切り替えをめぐる法律実務～

※本セミナーは、2023 年 6月19日に開催された第436回ビル経営研究セミナー動画のオンライン配信です。　

講師

概要

将来の再開発に備え、既存テナントの賃貸借契約を順次、普通建物賃貸借から定期建物賃貸借に切り替え、あるいは、短期の定期建物賃貸借を繰り返すことにより、テナントの退去時期（期間満了時期）をそろえることは、オーナーの空室損失を最小限にするために重要な手続です。
しかし、普通建物賃貸借契約の解約には、本来、立退料支払いも含めた正当事由が必要です。開発間近になって、賃借人から、定期建物賃貸借への切り替えが無効であると主張されることのないよう、十分な説明と慎重な手続きが必要です。
本セミナーでは、立ち退きをめぐる法制度、定期建物賃貸借をめぐる法制度や裁判例なども踏まえながら、紛争を回避するための定期建物賃貸借切り替えの方策を解説します。

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講師プロフィール

西村・町田法律事務所　弁護士　町田　裕紀　氏

1974年生まれ。
一橋大学法学部卒業、弁護士（第一東京弁護士会）、ビル経営管理士試験委員。
ビル管理、賃貸管理、不動産取引、再開発・建替え問題等、不動産に関する法律問題を幅広く取り扱い、ビルの賃貸管理に関するセミナーを多数行なっている。
裁判実務や最新判例動向を踏まえた分かりやすい解説には定評がある。