【BMIネット・アカデミー】第438回ビル経営研究セミナー
2030年/2050年 脱炭素化に向けた環境配慮ビルの課題と対策
~脱炭素化ニーズの変化と都市・建築での今後の取組の方向性を考える~
収録 2023 年 9月22日(金)
※本セミナーは、2023 年 9月22日に開催された第438回ビル経営研究セミナー動画のオンライン配信です。
ビル経営管理士の2024年度更新登録要件Dに該当
講師
株式会社日本設計 常務執行役員 環境技術担当 柳井 崇 氏
概要
我が国における建物の脱炭素化は、「Zero Energy Building(ZEB)」に代表される、運用段階で消費されるエネルギーに起因するCO2排出量(オペレーショナルカーボンと呼ぶ)削減が主な取組でした。
一方で、世界的には建物の建設から運用(使用)、廃棄までのライフサイクル全体でのCO2排出量(ホールライフカーボンと呼ぶ)削減に注目が集まっており、建物に必要な材料調達・製品製造・運搬、施工・改修・解体時で発生するCO2排出量(エンボディッドカーボンと呼ぶ)削減の取り組みが急務となっています。
加えて、オペレーショナルカーボンに関しても、建築物省エネ法の基準強化や未評価技術の扱い、オフサイト再エネ、実績値評価等、脱炭素化に関連する検討範囲は益々拡がる状況にあります。
こうした脱炭素化への取組の視点が大きく変化している現在、今後の環境配慮ビル実現に必要な視点・方向性に関して社会動向や設計事例を交えながら、わかりやすく解説します。
講義項目 |
1.社会動向と課題の整理 (1)法規・条例、評価ツール等の動き ・建築物省エネ法、省エネ法、東京都環境計画書、CASBEE等の動き (2)ホールライフカーボン削減に向けての動き ・先行する海外の取組状況と我が国における取組状況
2.脱炭素推進に向けての今後の視点と対策 (1)Zero Energy(ZEB)からZero Carbon(ZCB)ビルへの動き ・エネルギー消費量削減とCO2排出量削減の視点 (2)オペレーショナルカーボン削減の取組視点 ・省エネと未評価技術、オンサイトとオフサイト再エネ、設計値と実績値評価 ・調達とエネルギーマネジメント、ワークスタイルとDX活用事例 (3)エンボディッドカーボン削減の取組視点 ・低炭素材料や工法選定の視点、3Rを意識した設計視点 ・構造と設備領域での取組視点と事例 ・オペレーショナルカーボンとのトレードオフの視点と事例
3.まとめ
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講義時間 |
02:33:35
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視聴期間
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2024年4月1日(月)~2025年3月27日(木)
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定員
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100名(先着順)
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視聴料 |
日本ビル経営管理士会(JBMS)会員:7,700円/人(税込) ビル経営管理士(CBA):7,700円/人(税込) 一般:13,200円/人(税込)
〇テキストはPDF版(ダウンロード・印刷可)をご覧いただきます。 動画画面下の「テキストはこちら」のリンクからご覧ください。
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申込み受付期間
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2024年4月1日(月)~2025年3月21日(金) |
お申し込み&受講方法
1.「セミナーに申し込む」ボタンからセミナー申込サイトへアクセスし、申込画面でWebセミナーのお申し込み情報を登録してください。
2.お申し込み情報の登録後、セミナー申込サイトの参加費お支払手続き画面から支払方法(銀行振込・クレジットカード・ネットバンキング)を選択して、 支払手続きを行ってください(無料の方は支払手続不要です)。
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講師プロフィール
株式会社日本設計 常務執行役員 環境技術担当 柳井 崇 氏
1988年3月 東京都立大学大学院工学研究科修士課程建築学専攻修了
1988年4月に日本設計入社、以来、環境・設備設計群。
オフィス関連の環境・設備設計監理、省エネ関連のコンサルティング業務へ従事。
工学博士。
建築設備技術者協会副会長、エコチューニング推進センター技術者資格認定部会長、都市環境エネルギー協会副理事長、CASBEEエネルギー検討小委員会幹事、ゼロカーボンビル(LCCO2 ネットゼロ)推進会議委員他。
参加者の声
- 〇脱炭素に向けた大きな流れが把握できて良かったです。
〇ビルオーナー向けに必要な観点がわかりやすく解説されており良かったです。
〇脱炭素化の全体像がよくわかりました。
〇環境に関する最新動向をお聞きでき、勉強になりました。
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